育休を取得したきっかけ
結婚したときに「家族の幸せ」の経済学(山口慎太郎 著)を読みました。この本では、結婚だけでなく、日本の家庭において、男性が育児に参加することがなぜ重要なのか、その理由を経済学的視点から分析していました。
男性の育休の取得について、
- 子供の発育にとって非常に重要であること
- 欧米では7割以上が所得している一方で日本では1割程度しか取得していないこと
- 欧米でも最初から育休を取得することが当たり前ではなく、ごく一部の勇気あるパパが育休をとったことで全体に広まっていったこと
を、知りました。私は日本における勇気あるパパになるということをこの時決めました。
職場での上司の反応
私は、4か月の育休を取得しましたが、上司からは「そんなに休んでなにするの」、「長いこと休めていいよね」という否定的な意見が多かったため、育休の取得までにはかなりの勇気が必要でした。
職場では、休むこと自体が業務に支障をきたすという考え方が根強く、育休取得に対する社会的な制約や偏見に苦しめられました。
育休は、国をあげて推進していることであり、会社が育休を当たり前に取得できるよう変化するためにも、私は育休を取得する必要があると自分に言い聞かせてなんとか育休に入りました。
育休を取得してよかったこと
取得した育休は、私にとって大きなメリットとなりました。
一番大きかったのは、育児に対して主体性をもてるようになったことです。掃除、洗濯、料理、買い出し、子供の病院、お出かけの準備など、、、ママができて当たり前のことができないパパが世の中にはたくさんいます。
いつでもママに出かけてもらえるようになることを目標に日々を過ごし、今では一人で育児もできるようになりました。また、料理を毎日つくることで、メイン料理と合わせて副菜を作れるくらいには上達しました。
育休を取得したことで、これからの自分のライフスタイルを変えるきっかけになりました。私は自分ができることから始めて、日本のパパの育休取得率の向上に貢献したいと考えています。